ゼロとは僕は言わないですけど、
天才なんかこの世の中にほぼいないと思っています。
才能の差は若干なりともあるというのも認めます。
ただ若干でしょう?っていうことを僕は言いたいです。
「その差は大きい」と見るか、
「越えられるもの」と見るかは自分次第なんです。
それをみんな自分の限界を決めてしまって、
挑戦することをやめてしまうんです。
だから夢がかなわないなんていうことになるんです。
「夢がかなう」とは、僕は子どもたちに言ったことはないですよ。
「大きな夢を持ってください」と僕はいつも言うんです。
なぜそれを言うか。
ただ頑張ればかなう可能性があるわけですよ。
頑張るということは自分で決められるんです。
だから
「その夢をかなえる可能性があるかどうかは、あなたしだいですよ」
って言う。
僕はどんな人にも、どんな位置に今いる人でも、チャンスはあると思う。
それを目指すかどうかは明日からじゃなくて、
今日決めるんです。
やれることは今日からあるんです。
*************************************************************************************
2014年6月9日放送のNHK『プロフェッショナル仕事の流儀』
本田圭佑選手のことば